北 山 栄 太

2023/12/21 14:40






ルーツ
episode05


写真は奈良のボリクコーヒーでの二人展のDM



12月ゲストでの展示から6月までの間は
試行錯誤の連続!!!
何を作るのか、何が作りたいのか?
まずはそこから、、、
なんとな〜く器?カトラリー?
作ってみるかな〜というのは頭の片隅にあった。
しかしどうやって作るのか?
ただ普通に作ってもただの真似事のようで、、、
かといってスタンド類ばかりを作り続ける気もなかった。

そんな時に普段使っているモノに目がいくようになる。
これは無意識か?作ることを考えるようになったからか?
正直以前はカトラリー、器は100均にあるやん!
ナチュラルキッチンあるやん!としか考えたことはなかった。
ただそんな中にもアンティークが好きでピューターのスプーンやフォーク、白の陶器のお皿も使っていて。


なにを思ったか、これや!
これ木で作ることできないかな〜
なんて思った。

しかしピューターと木では材質、強度などが全く違う。でもこれと思ったらもう止まりません笑
すぐに制作です。
まずは手元にあったブラックウォールナットで作りました。形はとにかく不格好でなんとな〜くある曲線、ぼってりした匙部分。笑


こんなんではあかんわ。。。
と、徐々に徐々に細くスタイリッシュに作れば作るほど自然となっていきました。
すでに何本作っただろうか、、、
ある日フォークの先を作る工程でとにかく折る
何回やっても折る、折る折る折る


???なんで?
もしかして木があかん?


材の特徴も何も知らず、何も考えずにただ側にあった材で作っていて凄い数を試作してから気づく。。。
しかもたまたま上手くできたフォークをアーキペラゴの小菅夫婦に試してもらうも一度使っただけで毛羽立ってゴワゴワ、、、(しかし、小菅くんから他の作家さんは器とかオイル塗ったあとに耐水ペーパーで磨いてるみたいですよ。と、良い話を聞く。これ凄く後々大事な工程になるのです!)


その時はこれではあかん。。。
と、色々と違う材で作ってみました。
とにかく試作試作試作折る折る折る
こんな繰り返しばかりで、、、


たまたま上手くできたモノをタイミングよく
東京に行く際に持っていき、色んな方に見てもらいました。そんな中で染めをしてる人がいたりガラスコーティングという物があることを知ったりかなり勉強になった東京時間で。



帰ってすぐ勉強!!!
調べる調べる調べる。

そこでみつけたイタヤカエデ?鉄媒染?

なんじゃそりゃ?

桜や栗、クルミしか知らない人。

とにかく木を買ってみる。鉄媒染、インターネットで出てきた通りにお酢と鉄錆びに水で煮立たせてみる。

木が届き削るも、なんじゃこの硬い木は。。。

といった感じで、、、笑



どうなるんだこれから、、、06に続く